「黒蜥蜴」 ※ちょこっとネタバレ注意

20年来の念願叶って、美輪明宏さんの「黒蜥蜴」の舞台を観て来ました。
何が20年だって?
自分では覚えてないんだけど、幼稚園の頃に、美輪さんの舞台(かコンサートか講演会か何だったか不明だけど)やたら行きたがっていたらしいのよね。
20年越しで夢が叶うとはね。


会場に入るなり、ニヤニヤ。
たっくさんお花が届いてました。さすが美輪さんだなぁ・・・と思いながら見てたら、野呂さん宛のも!
そう。錦織激団リーダー(座長曰く。てか座長がリーダーじゃないのか普通?)であり、OZMAさん・氣志團のダンサーであり、Club Royale No.1一条拓哉。あの野呂さんが出演されてるんですね。
うふふふ。野呂さんのお名前を見ただけでうふふふふ(キモチワルイよ)


舞台も衣装も役者さん達も音楽も台詞も、ただただ美しくて圧倒されるばかりでした。
1階席のほんっとーに後ろの方だったんですが、それでも香りが漂ってきたり。
本物の役者さんの声ってすごいなぁ、と思ったり。
五感全て刺激された感満載。あ、味覚は無いか。
台詞がいいよなぁ・・・詩的で耽美で言い回しがロマンチックよね。
第2幕のクライマックス、黒蜥蜴と明智探偵の台詞の掛け合いがあるんだけど、これがもう。
人間の声ってこんなに迫力のあるもんなのか、と。
あの場面、ドアップで見た気がするんですけど、気のせいですよね。
当たり前だ、舞台がアップになったり引きになったりするもんか。
でも、アップで見たような錯覚を起こしますよ。すごい迫力なんだもの。


本っ当に、行って良かったです。
野呂さんに感謝ですね。
彼が出演されているからこそ、「よしいっちょ行ってみるか!」って弾みが付いたんだから。


で、その野呂さんなんだけど。
お茶目さんな感じが可愛いんですけどー!
編み物?してる用心棒が、ハミングしてる感じで左右に揺れてて、それがなんかめちゃくちゃ可愛い。
私の目、オートフォーカス機能(たぶん対男闘呼塾関係者限定)が付いてるみたいです。
野呂さんが舞台上にいると、いちいち彼に焦点が合う。
コレ、便利なようで不便なようで・・・
黒蜥蜴を見ようと思ってるのに、目が勝手に野呂さんを追ってたりするんだ・・・。


パンフレットにもミラクルがありました。
途中の15分休憩は、野呂さんの紹介文を読んでニヤニヤニヤニヤしてました。
まさかの「錦織激団」の文字・・・
しかも稽古風景の写真の中に、ヒットマン(のママとのイチャイチャ)を彷彿とさせる写真が。


舞台を観てるときは、完全に黒蜥蜴の世界に引きこまれてるんで、オリゲキが浮かんでくるとか無かったんですけど、
帰ってきてから色々思い出してると、オリゲキの記憶まで一緒に蘇ってくるのは何故。


オリゲキに毒されてんなぁ、私。


とにもかくにもアレですよ。
黒蜥蜴すごい良かった。一生に一度は観ておくべきだ・・・!!って話ですよ。(その割りに脱線しまくってるぞ話)