レポその3
「その3」なのに、まだこんな冒頭部ですよ。
このぐだぐだレポが完成するのが早いか、再演決定するのが早いか、勝負しようぜ!
黒ひげ危機一髪を片付けながら、ビーフが言う。
「たくさん刺したな〜。ま、俺が今までに殺した数よりは少ないけどな」
「今までに殺した数って・・・・・・ビーフ今まで何人殺したの?」
エシャロットのこの発言、流れから言って至極自然な質問だと思うのだけど、キャロットはお怒り。
「お前、さっきから人の本名明かしたり、なんだ殺した人数って。他人に干渉してんじゃねーよ!」
「干渉って…」 落ち込んじゃうエシャロットが可愛い。
右端の席から見てると、エシャロットがキャロットの陰にかくれちゃうもんだから、“どけ人参、愛しいらっきょが見えないじゃないか・・・!” と妖しい念を送ってみた。届かなかった。ていうかノロタク、ごめん。君も大好きだよ、でも泣きそうなニカケンはもっと好きなんだ。
「いいかお前ら、いつか身を滅ぼすぞ」
キャロットは一人パソコンの電源を入れ、かちゃかちゃやってる。
「え、それでビーフ、今まで何人殺したの?」
「知りたいか少年」
少年なんですか、エシャロットは。
殺した数は「32」。20日夜は「23」だったなぁ。
やっぱりこの数字はあれかしら、スウィングマンジャージのナンバーかしら。(そもそもあの数字はどうやって決まったんですか?)
だとしたら、なんでオーラスだけニカケンの番号を?
後ろに張り付いて聞いてるジョーに、「ポテトは今まで何人殺してきたの?」と訊くと、
「ざっと300ですかね」の返事が。
「好きなんですよねぇ〜人殺し」
泣きそうな顔のビーフとエシャロットに萌え。
「好きかー、そっかー。仕事で仕方なーくやったことはあるけどねー、好きではないかなー」
「好きには・・・なりたくないなー」
乾いた声の二人。
エシャロットは殺した人数ゼロ。
「お前仕事何?」 「殺し屋」 「違うよ、それニートだよ?」
ごもっとも。
だけどさ! 殺しそうともしないんじゃなくて、殺そうとして失敗してるんだから、ニートはひどいよ!
せめてダメ社員とでも言ってあげてよ!(もっとひどい)
と、そこでビーフが真顔に戻る。
「あ? お前さっきターゲット殺りにアメリカ行ってたって言ったな。話おかしいじゃねえか!」
「ほんとに行ったんだよ! でも失敗しちゃって・・・」
ちょうどそこへキャロットが声をかける。
「おい、ボスからの仕事の依頼だ」
「ほ、ほら仕事だって、仕事」と言いながら、キャロットの隣にちょこんとしゃがむエシャロットが可愛い。
「ランクは?」
「ランクSだ。名前はニコラスよういち。職業は医者だな」
ハッとした顔のビーフ。
今は伊豆の別荘におり、明日1番の航空券を手配しているため、今夜中に片付けないとまずい。
ここは手を組まないか、と提案するキャロット。
「待ってくれ! この依頼、俺に仕切らせてくれないか?」 いつになく真剣な顔のビーフ。
「今回のターゲット、ニコラスよういち、こいつとは昔色々あってな。
俺が高校生の頃だったか、大好きな女の子がいてな。
でもそいつ、体弱くて学校休みがちでさ、よく入退院繰り返してたよ・・・・・・」
音楽がながれ、回想モード。
(ビーフ以外の3人は座って聴いている)
「コンコン」 ノックの音を自分で言うビーフが可愛くてもうどうしてくれよう。
一人芝居が始まる。
シチュエーションはたぶん、高校時代、好きな子の見舞いにやってきた場面。
「よっ! あ、気にしないで(オーラスは気にすんなよ、だった。そんな細かい事まで覚えるなって? ごめん)。
クラスの誰かが困っていたら助ける。それが学級委員長の務めであります!(ぴっと敬礼。この言い方が可愛いんだ、ほんと)
なぁ、秋には学校来れるんだろ? 学園祭で何やるか決めたんだ。俺、歌うたう。
俺の歌声で誰かに勇気を与える、それが俺の夢なんだ。
えっ、ここで歌って欲しいのか? ・・・わかった、お前が俺の最初のお客さんだ(初めてのって言ったときも。だから揚げ足取りだって? ごめん)」
上を見上げ、神妙な面持ちで、歌い出したのは・・・・・・ASKAの物真似?
妙〜ににゃんにゃんふにゃふにゃしちゃって何の歌だかわかんなかったけど。
この歌い出した瞬間のギャップが凄い。しんみり聴いてたのに、もー!!
(彼の前にいるはずの、大好きな女の子がどういう反応を示したのかが非常に知りたい。ていうか、たぶん病院へ見舞いに来てる場面でしょ? 看護婦さんに「うるさい!」って叱られてつまみ出されてそうだ)
「おい!おーい!」止めに入るキャロットをチャゲ呼ばわり。
さらに、「チャゲじゃない? じゃあ誰だお前!」とキレ出す始末。お前が誰だよ・・・!
いつニコラスが出てくるんだよ!? の問いに、「5時間後だよ、きいてろ!」「アルバムいかせろよ!」
5時間て。
聴きたいよ、5時間ノンストップで。
ニコラスのことより、その女の子とどうなったのか。どうやってフラレたのか。(フラレたと決めつけてる)
どっちが最終的に殺すのかでモメるキャロットとビーフ。
「ちょっと待ってください!」とポテトが割って入る。
まだ1人も殺していないエシャロットに譲ってあげようと言い出す。
「このままじゃエシャロット、ニートですよ?」
「まぁ・・・うちの組織からニート出すのもちょっとな・・・」
「じゃ行くか!」
4人こぶしを突き合わせて、声を揃えて気合入れ。
「おだいじに!」
ちょこちょこ團ネタ織り交ぜてくるなぁ。やるな純平。
あ? もしかして、ニートも團ネタかしら。
ビーフだけ「何それ? うちの組織、こんなのないでしょ?」と戸惑ってる間に置いていかれ、ステージに1人残る。
「結局裏切り者は誰だったんだ・・・」で暗転。
この辺から、話は「裏切り者探し」じゃなくなってくね。
今日はもう寝ます。
明日はやっとニコラスの登場だよー。
まだここかよ・・・。